つきのいろ

音楽のはなし(旧ブログより移行中)

【Review】 レーナ

『GIFT』をタワレコで購入するともらえるデモ音源は、レアすぎて大喜びの特典だった。中でも繰り返し聴いてしまうこの曲について。

長澤知之「レーナ」

GIFT

GIFT

全国にお住まいのレーナさんが羨ましい。長澤くんが(まっすぐ気持ちを捧げるように)自分の名前を連呼してくれる歌になるんだもん、たまらないよね。←のっけから脱線

長澤くんの声は10代の頃のものだろうか。今ではもう歌えない世界かもしれないなぁって思うと、美しさが増幅されて涙出てくる。だけど、こないだの地元でのライブ(照和)で歌ったらしいね。聴きたかった。今の長澤くんはどんなふうに歌うのだろう。

 
弱気になってしまうときや、何かに向かおうとしてるときに聴くと力をもらえる曲だ。特に讃美歌のようなサビは上へ上へと連れて行かれて、聴いてると雑音が消えていく。そして大切なものだけ見つめられるようになる。
【見渡さないで 見たいものを見て】という「バニラ」のフレーズを思い出す。直接的な表現はときに悲しく感じてしまうことがあるけれど、「レーナ」では言葉じゃなくそう言われているようで、安定しない気持ちに支柱が立つのを感じる。強く持てと。

 

【こんな僕でさえドアを叩いてもいいのならば迷わないよ】や【君の声の源を考えながら呟くんだ】には胸が熱くなる。私にとっては、どうにか伝えたくて言葉を見つけようとしてるときの感覚を歌ってくれてるようで、背中を押される。今では長澤くんが作った頃にはなかった「つぶやく」の解釈ができるようにもなっているね。他人にも見えちゃう「ひとりごと」があるもの。それはまたそれで想像が広がっておもしろい。

 

ところで先日ラジオで長澤くんが「一羽の雀に」という讃美歌を弾き語りしてたのがとても感動的だった。その余韻を感じているときに「レーナ」を聴きたくなったんだけど、ん?そういえば「一羽の雀に」は女性が歌っていたよな。なんて人だっけ?と検索してみたら、レーナ・マリア・ヨハンソンという名前に辿り着いてハッ!となって。あとで長澤ブログを遡ってみると、「レーナ」はレーナ・マリア・ヨハンソンという讃美歌の歌手のうたであるという追記が。結果的に遠回りして答えを見つけたということなんだけれど(笑)それも悪くないなって思った。

 

長澤くんの音楽を解釈するのに感じる壁。中でも宗教的な感覚には太刀打ちできないものがある。私は知らない世界だから。でも歌い出しの【悲しみは全て人間の気取り】とかは宗教っぽいなぁって思っちゃうし、メロディやサウンドからはクリスマスの雰囲気が醸し出されているのが気になるんだけど、どうかな?

宗教を経て音楽に救われた人、そしてその音楽に選ばれた天才の根源をこの曲に見たような感じがしてきて、なんだか遠くを見つめてしまう。その先には星の瞬きが。

 

ものすごく知りたいのは歌詞の全容で、どうしても聞き取れないところがいくつかあって。今回取り上げたところも、耳から入ってきたのをそのまま書き起こしてるだけだから、きっと表記も違うだろうし。ちゃんと捉えることができたら、もっとこの曲を知れるのに。公開してくれないかな…(してください!)

【Review】 黄金の在処

長澤知之の曲レビュー。
(2014年に公開したものを、この度書き直しました。)

 

長澤知之「黄金の在処」

黄金の在処

黄金の在処

 

2分ちょっとという短さの中で光る、たった4行の歌詞。
それだけで、曲の世界がありありと目に浮かぶ。
中でも「美々しい」という言葉がとても印象に残る曲。
私の言葉の引き出しの中にはないものだったから、思わずハッとなった。
ある種の神聖ささえ漂うほどの美しさに吸い込まれそう。

 

楽器の音も要所要所で輝いて、コーラスもとても綺麗で、ずっと感じていたいくらい。
【夕陽の帰り道】という時間帯と場所の設定が切なくも美しい。
1日の終わりを感じさせる風景、共にいる相手とのお別れも近づく…という、二重の切なさだから余計にね。

 

僕の黄金の在処を当ててみて

ここにある

その目を 髪を 美々しく照らす

夕陽の帰り道 夕陽の帰り道

問いかけのあとの【ここにある】に、胸が熱くなる。
「ここ」とはどこだろう?という想像をしていると、彼の大切にしている価値観が見えてくるような気がして。(僕=長澤くんだったとしたらの話。)

 

目の前の美しさを捉えたときに光るもの。
それをどうにか「とっておく」ことができないものかと思う。
日常の中のささやかなことから得られる、生の肯定。
時間は止まってくれないから、そのまま残すことは難しいけれど、
心の中にはずっと置いておきたい。ずっと在ってほしい。
そんなことを、この曲を聴きながら思っている。

 

 

(初出:2014-06-11)

【Live】長澤知之@月見ル君想フ(2016/07/16)

久しぶりの長澤くん単独ライブ。
いつぶりだっけ?という友達との会話に答えが出てこなかったほどの。
今回は特に記憶力が残念なことになっていて、細かなところまで覚えていません。
セトリすらままならない感じ。
私自身の感覚を記録するものでしかないから、ライブレポと言ってはいけないのかも。

 

Nagasawa Tomoyuki Acoustic Live 2016

【日時】 2016年7月16日(土)
【会場】 月見ル君想フ

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★長澤レビュー2012・2014

思い出したように、ブログ引越しの続き。
前回のJUNKLIFEレビューの続きと思いきや、なんだか気分的にこの2曲だなと思ったのでJUNKLIFEすっ飛ばしちゃいました。(いずれまた)

 

今回は「センチメンタルフリーク」と「そのキスひとつで」
それぞれ2012年と2014年の文章。
実はこの2本は反応が良くて、自分でも今読んでも好きな感じに仕上がっている。

「そのキスひとつで」はほぼそのまま、
「センチメンタルフリーク」は今回ちょっと文章の順番を変えてみました。


あとこれは相談なんだけど、過去のLIVEレポをこっちでも公開するか悩んでいる。2008~2012年分。長澤くんのは2009~2012年分で計15本。
読み返すとかなり恥ずかしかった。うっわーってなった。
陶酔しすぎてて、自分が気持ち悪いやつに思えるくらい(笑)

LIVEレポなので公開するとなると当時のままお届けする形になる。
読みたい人いましたらコメントください。ここにでも、どこにでも。
それによってハズカシイ過去もお見せする勇気に変えたいと思います。

 

それでは「センチメンタルフリーク」「そのキスひとつで」を再度お楽しみください。

★長澤レビュー2011

5年前の今日、長澤くんのフルアルバム『JUNKLIFE』がリリースされたことをふと思い出した。
もう5年経つのか。しみじみ記念に急遽レビュー公開。

今日紹介する3本のレビュー。どれも長文である。
おそらく私が書いた長澤レビューの中でも力作と言っていいものたち。
読み返してみたとき、過去の自分には勝てないと思ってしまった。自分で書いたものなのに、今では見えなくなってしまってるもの、消えてしまったものがあった。少しかなしい気持ちになって、そっと離れたくなる。
今、あれだけのことを感じ取って、言葉にすることができるだろうか?昔の自分が眩しく思える。
でも、曲との距離が近いときに、ちゃんと言葉に残しておいて本当によかったと思う。なんだか昔の自分に勇気付けられた気持ちにもなった。
そして、今回のレビューはいろんな人がコメントをくれたものでもある。
長澤知之の音楽の話をしたい人たちが辿り着いてくれた場所だったね。今では友達になってる人もたくさんいて、これもブログやっててよかったと思えること。
はー、それにしても今日1日で3本と向かい合ったら重力どっしり疲れました、笑。

懐かしんだり、また楽しんでもらえたら、うれしいです。

 

JUNKLIFEのリリース情報解禁のときと、フラゲしたときの浮かれた日記もついでに。
この2本は気楽に読めます。