ココロノイロ

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長澤知之NO7A@照和(2012/06/30)

まさかまた照和で長澤ライブを観られる日が来るなんて。しかもこんなに早く。
私にとっては4月以来の長澤くん。とても楽しみにしていました。
ネタバレありますので、ご注意ください。

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Nagasa・Oneman7 Acoustic Ver.
【日時】2012年06月30日(土)
【会場】 福岡・照和 
【開場/開演】 17:30/18:00

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特別な思いが生まれる場所、照和でのライブ。
でも、前回の照和(わんまん6)の方が緊張してたかも。長澤くんも、私も(笑)

危うさや繊細さが際立っていたこれまでの弾き語りライブとは違って、あたたかさと力強さを感じるライブだった。SEVENを引っさげてのツアーだからかな?長澤くんの今がとても良い状態なんだなぁということが伝わってくるような感じ。新しいギターのように見えたけど、どうなのかなぁ?

客席からの「おかえりー」って声や、終わりの方で知り合いの女の子が「知くんだぁ」って声をかけて、長澤くんがステージからその子にすごく優しく話しかけてたり。そういうやりとりだとか、デビューが決まってステージの壁にサインを書いた話(去年も同じ話してたけど、笑)を聞いたりしてて、ここは長澤くんのホームなんだなぁってしみじみ感じてた。そして、地元民ではない自分がここにいてしまって少し申し訳ない気持ちにもなった。もっと相応しい人がここにいるべきではないのかと。

今回のツアーではSEVENの曲を弾き語りで聴いたらどんななのかっていうのが一番の楽しみで。なので、SEVENの曲について少しだけ書く。

「センチメンタルフリーク」がとても魅力的なパフォーマンスだったぁ~!!歌い方もとっても素敵で。この曲はSEVENの中でも弾き語りで聴きたい曲NO1だったけど、実際聴いてみても大好きな曲だなぁ。
「決別」の弾き語りもかっこよかった。あの展開部分がね。
それから、「静かな生活」の歌い出し。♪静か せいか のそれぞれの語尾(色つき部分)を歌うとき、ちょっぴり背伸びした仕草がなんか良かったぞ。

曲の感想を詳しく書けないのは、なんだかあっという間に終わってしまったという感じだったから。実際何曲やったか数えてなかったからわかんないけど、曲数が少なかったような・・・去年のと比べて、随分あっさりだったなぁと。MCも少なかったしね。まぁ、こちらの臨み方とかいろんな要素があるんだろうけども。

日が経つにつれなんとなく思ってるのは、この日の選曲にはマンドラゴラや回送などといった、息をすることも忘れそうになるくらいの曲はなかったから、そのせいかもなぁって。曲のタイプによって時間の感じ方が違うかなって思うと、短く感じられたのも後になってみたら頷ける。
長澤くんから出るオーラも、誰も寄せ付けないようなものにはなってなかったし、もしかしたら、これまでの弾き語りライブの中で、一番安心して観ていたかもしれない。相変わらず、ライブ直前は絶えられないくらいになってしまうけれども(苦笑)

 

聴いていてこんなに自由を感じられるライブはないよ。そこにはふたつの自由があって、長澤くんの弾き語り自体に自由を感じるというのがひとつ。その日その日で弾き方が変わるのはもちろんあるだろうけど、たとえばフレーズ間の「間(ま)」とかにもそれは感じ取れる。次のフレーズに向かうまでに、少し背伸びをするような「ふわん」っていう瞬間があって。この感じがとても好きだ。
ひとりで歌うときには、ギターの弾き方も速さも、決まりきったものではなくて、本当にその瞬間こうしたいっていう感覚を奏でているんだなぁと思ったりする。そんな、自由な弾き語りを見ていると自分の心も自由になれるから不思議だ。

いつ観ても生きてるギターだなぁ!ってドキドキするよ。長澤くんの弾き語りは、感情がそのまま音になっているように感じられるから一時も目が離せない。そんな音の中に身を置くと、自分が生きていることも強く実感するわけです。私は普段、長澤くんの音楽は「生」だと言っているけど、それは弾き語りライブのときに一番表れていると思う。
この日は彼の奏でるギターや歌声に愛おしさすら感じた。長澤くんが好き!っていう感情とは少し違くて、あぁ、今のこの音!!この感じをこのまま抱きしめていたい、真空パックに入れてとっておきたいという感じ。大好きなんだ。やっぱり長澤くんの弾き語りは特別なのです。

  で、ここまで書いといてアレだけど(笑)
実は今回、ライブレポをアップするかどうか迷った。ハッキリ言って、私は長澤くんがどうだったかよりも、自分がそれを見て何を感じたかの方が大事で・・・。でもきっと読む側からしたら、長澤くんがどうだったのかを知りたいだろうし、私の個人的な思いなんてどうでもいいと思う。だったらなんかもう無理して書かなくてもいいんじゃないかなぁと思っちゃったりしてね(笑)それに私自身、ライブの感想をブログに書く行為自体が重要でなくなってきている。

ライブ直後のアンケートも、すごく難しいんだ。
いきなり具体的な感想を求められても、そのときの感覚に見合う言葉が思い浮かばない。でも何かを伝えずにはいられなくて、時間もなくなって、とにかくバーっと書いて出してしまう。そして後でとても後悔する。なんであんなこと書いてしまったんだろうって。言いたかったのはそういうことじゃないと思ったり・・・

私は自分の感覚や思いを言葉にするまでに時間がかかるから、たまにそれがストレスになるときもあって。たぶん、言語化する分野の脳が馬鹿なんだろうと思う。思ったことをすぐに言葉にして出すと、大抵は失敗する。後悔や反省ばかり。時に自己嫌悪にまで発展するから厄介だ。だけどまぁ、その後立て続けに更新された長澤くんの日記に、自分がアンケートに書いたキーワードが2つも入っていたから、勝手に良かったと解釈しようと思う(笑)基本、前向きじゃないと生きづらいしね。

 

ライブの日から3日間、余韻に包まれた夜を過ごした。いろんなライブに行って、その都度感動して帰ってくるけど、長澤くんのライブほどの余韻はもらえない。この余韻は何で出来ているのだろう?

誰も入り込めない心の奥まで、長澤くんの弾き語りは浸透してくる。これは本当に限られた環境の中にいるときにだけ訪れるライブ後の実感。ライブの最中は自分でもよくわかってないけれど、あとになって、あのとき大事なものを受け取っていたんだなぁと気付く。
ライブ中に解放された心は、ライブの終わりと共にまた閉じられてしまうけど、得たものはちゃんとそこに残っているんだよね。

 

優しく頬を伝う「未来」
生きてて良かったって思えるよ。

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※セトリは順番があやふやなので、あとで誰かに助けてもらおう。

 

(2012/07/17 mobitomoより拝借)

【SET LIST】

1.あんまり素敵じゃない世界
2.夢先案内人
3.僕らの輝き
4.センチメンタルフリーク
5.はぐれ雲けもの道ひとり旅
6.マカロニグラタン
7.いつものところで待ってるわ
8.Guatemala(TRICERATOPS)
9.In My Life(The Beatles)
10.されど木馬
11.静かな生活
12.幸せへの片思い
13.決別
14.明日のラストナイト
15.バベル

~アンコール~

En1.俺はグビ
En2.ずっとプロポーズ