ココロノイロ

初期ブログタイトルに戻しました

【Keyword】 虹

長澤くんと藤くんの対比、第2回目のキーワードは 【虹】
前回よりも短期間で書けた~♪それ故たぶん公開後にもちょくちょく修正が加わると思います。今回は、熱が冷めないうちに突っ走ってみました(笑)
私はTwitterとかで、長澤くんの音楽は [ 生 ] でBUMPの音楽は[ 死 ] だ、と言ったことがある。それをよく表しているのが今回のテーマです。実は、両者の対比が本格的に始まったきっかけになったひとつがこの虹。(もうひとつは迷子)
虹については、両者ともにまだわからないこともあるのですが、現時点で見えていることを書いてみます。

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【Keyword】 確かなもの

長澤くんと藤くんの対比、第1回目のキーワードは 【確かなもの】
いきなりコレで大丈夫??そう思ってしまうけど、宣言したのでやります(笑)
長澤くんとBUMPの音楽で【確かなもの】はどう表現されているか。感じたことや思ったことを延々書いていきます。今回のテーマにはいろんな視点があると思う。確かなものとは何か。どこに見出すのか。そして、それを得ているのか、いないのか。など・・・確かなものを得る。それは信じられるものを見つけることと似ている。同時に生きる意味なんかも考えさせられるテーマです。

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長澤知之「センチメンタルフリーク」

『SEVEN』 レビュー。「JUNKLIFEレビューはどうした?」って、言わないで(苦笑)もたもたしている間にSEVENがリリースされて、新曲モードに入っちゃった♪

 ★ 長澤知之「センチメンタルフリーク」

SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: 長澤知之
  • 発売日: 2012/06/06

自分の鼓動や血の流れを強く感じる曲。
初めて聴いたとき、うわーっと一気に拡がった。新しい曲を聴けるというドキドキに勝って、曲の世界が自分の中に拡がっていく感覚は何にも代えられない瞬間。とても感動的で泣けてくる、幸せなひとときだ。1曲目のあとで、これがかかるとなんだか落ち着く。「あぁ、やっぱりこれは長澤知之のmini albumなんだ」と思える。SEVENの曲は、たくさん聴き込んで抜け出せなくなるJUNKLIFEの作品群とは違って、わりとハッキリしてるという印象。見えるときは見えるという感じ。虹みたい。
これから書くことも、SEVENがリリースされた6月の時点で書き留めていたこと。今回はあまり思い悩まずに、浮かんだことをそのまま書いてみます。
まず、音から気付いたこと。曲の速さが秒針のスピードに近い。秒針よりも少しだけ遅くて、「秒針につつかれてる」感じが出てる。曲中のカーンって音からは、「生活の匂い」を感じる。私には、キッチンの蛇口から水滴が落ちてコップに溜まってく音みたいに聴こえた。あと、心臓の音が3分ピッタリで止まることに気付いたときは、やるなぁ!と思った。←何故か上から目線(笑)こんなふうに、歌詞に沿って音も構成されてるのを見つけられたときは嬉しい。
そして、歌詞。「出会いって奇跡ですよね はいはいはい」がいいね。普段の生活で「はいはいはい」って言いたくなって困るけど(笑)「迷子の大人」、来ましたね。迷ってるんですね、悶々と。生きてることを実感しますね。私は、「そんなものよりよっぽど泣ける 隠しきれない生活の匂い」ってフレーズがとても好きだなぁ。
長澤くんの歌詞の、言葉の魔法。 耳から入って来たときに浮かぶ言葉と、実際の歌詞に書かれている言葉が違っててビックリする。 例えば、赤の他人の誰かのせいか、だと思ってたら、「赤の他人の誰かの聖歌」、 悲哀のバイバイ、だと思ってたら「悲哀の売買」が正解、みたいな(笑)

ただ会いたい人はどこにもいない
あんたでもない あんたでもない
僕のための奇跡じゃない
構わない 構わない

「会いたい人」の解釈が広がる曲だよね。私には、会いたい人は存在しない、というように聴こえてる。 存在しないという解釈は、その人はもうこの世にはいないという意味にも、まだ出会えてなくてその存在を知らないという風にもとれるのかなって思う。私の場合は後者。具体的な人物がいるわけではなくて、逆に今はそういう人がいない=ひとりなわけで、「僕のための奇跡じゃない」と、ちょっと冷めたように歌ってるけれど、この曲全体からは「探している」感じがするんだよね。それに、今の自分に奇跡は起こらないけど、それ自体を信じてないわけではないようにも思えるから。ちょっと私の妄想入るけど、出会った瞬間「この人!」ってわかるような、自分にとっての光る出会いを、心の奥底でずっと求め続けているような、そんな気がしてくるんだ。ここに来てくださる長澤ファンの皆様はどうですか?あなたが捉えた会いたい人の解釈、教えて下さい。
余談だけど、最初の「構わない 構わない」の部分が、私には「構わない 叶わない」って聴こえてて、すごく切なく感じてたんだ。聞き間違いとわかったときは恥ずかしかったけど(苦笑)なんかね、この曲の「僕」は長澤くん本人という捉え方で聴いてしまうとこあってさ。いろんな長澤くんが目に浮かぶ。ベッドの上で天井を見つめているところや、何かを見て伏し目がちに目をそらしたりだとか、愛想笑いしていたり。鏡に映る自分を見ていたりも・・・(これはバベルにも通じるね)あと、この曲聴いてると歩きたくなる。長澤くんが歩いてるところを連想できるっていうのももちろんあるんだけど、私が普段散歩してるときにふと思うことと、この曲から感じ取れることが似てたりするから。
意識は内側に向く。目に映るものじゃないものを見つめているような感覚。

長澤知之NO7A@照和(2012/06/30)

まさかまた照和で長澤ライブを観られる日が来るなんて。しかもこんなに早く。
私にとっては4月以来の長澤くん。とても楽しみにしていました。
ネタバレありますので、ご注意ください。

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Nagasa・Oneman7 Acoustic Ver.
【日時】2012年06月30日(土)
【会場】 福岡・照和 
【開場/開演】 17:30/18:00

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特別な思いが生まれる場所、照和でのライブ。
でも、前回の照和(わんまん6)の方が緊張してたかも。長澤くんも、私も(笑)

危うさや繊細さが際立っていたこれまでの弾き語りライブとは違って、あたたかさと力強さを感じるライブだった。SEVENを引っさげてのツアーだからかな?長澤くんの今がとても良い状態なんだなぁということが伝わってくるような感じ。新しいギターのように見えたけど、どうなのかなぁ?

客席からの「おかえりー」って声や、終わりの方で知り合いの女の子が「知くんだぁ」って声をかけて、長澤くんがステージからその子にすごく優しく話しかけてたり。そういうやりとりだとか、デビューが決まってステージの壁にサインを書いた話(去年も同じ話してたけど、笑)を聞いたりしてて、ここは長澤くんのホームなんだなぁってしみじみ感じてた。そして、地元民ではない自分がここにいてしまって少し申し訳ない気持ちにもなった。もっと相応しい人がここにいるべきではないのかと。

今回のツアーではSEVENの曲を弾き語りで聴いたらどんななのかっていうのが一番の楽しみで。なので、SEVENの曲について少しだけ書く。

「センチメンタルフリーク」がとても魅力的なパフォーマンスだったぁ~!!歌い方もとっても素敵で。この曲はSEVENの中でも弾き語りで聴きたい曲NO1だったけど、実際聴いてみても大好きな曲だなぁ。
「決別」の弾き語りもかっこよかった。あの展開部分がね。
それから、「静かな生活」の歌い出し。♪静か せいか のそれぞれの語尾(色つき部分)を歌うとき、ちょっぴり背伸びした仕草がなんか良かったぞ。

曲の感想を詳しく書けないのは、なんだかあっという間に終わってしまったという感じだったから。実際何曲やったか数えてなかったからわかんないけど、曲数が少なかったような・・・去年のと比べて、随分あっさりだったなぁと。MCも少なかったしね。まぁ、こちらの臨み方とかいろんな要素があるんだろうけども。

日が経つにつれなんとなく思ってるのは、この日の選曲にはマンドラゴラや回送などといった、息をすることも忘れそうになるくらいの曲はなかったから、そのせいかもなぁって。曲のタイプによって時間の感じ方が違うかなって思うと、短く感じられたのも後になってみたら頷ける。
長澤くんから出るオーラも、誰も寄せ付けないようなものにはなってなかったし、もしかしたら、これまでの弾き語りライブの中で、一番安心して観ていたかもしれない。相変わらず、ライブ直前は絶えられないくらいになってしまうけれども(苦笑)

 

聴いていてこんなに自由を感じられるライブはないよ。そこにはふたつの自由があって、長澤くんの弾き語り自体に自由を感じるというのがひとつ。その日その日で弾き方が変わるのはもちろんあるだろうけど、たとえばフレーズ間の「間(ま)」とかにもそれは感じ取れる。次のフレーズに向かうまでに、少し背伸びをするような「ふわん」っていう瞬間があって。この感じがとても好きだ。
ひとりで歌うときには、ギターの弾き方も速さも、決まりきったものではなくて、本当にその瞬間こうしたいっていう感覚を奏でているんだなぁと思ったりする。そんな、自由な弾き語りを見ていると自分の心も自由になれるから不思議だ。

いつ観ても生きてるギターだなぁ!ってドキドキするよ。長澤くんの弾き語りは、感情がそのまま音になっているように感じられるから一時も目が離せない。そんな音の中に身を置くと、自分が生きていることも強く実感するわけです。私は普段、長澤くんの音楽は「生」だと言っているけど、それは弾き語りライブのときに一番表れていると思う。
この日は彼の奏でるギターや歌声に愛おしさすら感じた。長澤くんが好き!っていう感情とは少し違くて、あぁ、今のこの音!!この感じをこのまま抱きしめていたい、真空パックに入れてとっておきたいという感じ。大好きなんだ。やっぱり長澤くんの弾き語りは特別なのです。

  で、ここまで書いといてアレだけど(笑)
実は今回、ライブレポをアップするかどうか迷った。ハッキリ言って、私は長澤くんがどうだったかよりも、自分がそれを見て何を感じたかの方が大事で・・・。でもきっと読む側からしたら、長澤くんがどうだったのかを知りたいだろうし、私の個人的な思いなんてどうでもいいと思う。だったらなんかもう無理して書かなくてもいいんじゃないかなぁと思っちゃったりしてね(笑)それに私自身、ライブの感想をブログに書く行為自体が重要でなくなってきている。

ライブ直後のアンケートも、すごく難しいんだ。
いきなり具体的な感想を求められても、そのときの感覚に見合う言葉が思い浮かばない。でも何かを伝えずにはいられなくて、時間もなくなって、とにかくバーっと書いて出してしまう。そして後でとても後悔する。なんであんなこと書いてしまったんだろうって。言いたかったのはそういうことじゃないと思ったり・・・

私は自分の感覚や思いを言葉にするまでに時間がかかるから、たまにそれがストレスになるときもあって。たぶん、言語化する分野の脳が馬鹿なんだろうと思う。思ったことをすぐに言葉にして出すと、大抵は失敗する。後悔や反省ばかり。時に自己嫌悪にまで発展するから厄介だ。だけどまぁ、その後立て続けに更新された長澤くんの日記に、自分がアンケートに書いたキーワードが2つも入っていたから、勝手に良かったと解釈しようと思う(笑)基本、前向きじゃないと生きづらいしね。

 

ライブの日から3日間、余韻に包まれた夜を過ごした。いろんなライブに行って、その都度感動して帰ってくるけど、長澤くんのライブほどの余韻はもらえない。この余韻は何で出来ているのだろう?

誰も入り込めない心の奥まで、長澤くんの弾き語りは浸透してくる。これは本当に限られた環境の中にいるときにだけ訪れるライブ後の実感。ライブの最中は自分でもよくわかってないけれど、あとになって、あのとき大事なものを受け取っていたんだなぁと気付く。
ライブ中に解放された心は、ライブの終わりと共にまた閉じられてしまうけど、得たものはちゃんとそこに残っているんだよね。

 

優しく頬を伝う「未来」
生きてて良かったって思えるよ。

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※セトリは順番があやふやなので、あとで誰かに助けてもらおう。

 

(2012/07/17 mobitomoより拝借)

【SET LIST】

1.あんまり素敵じゃない世界
2.夢先案内人
3.僕らの輝き
4.センチメンタルフリーク
5.はぐれ雲けもの道ひとり旅
6.マカロニグラタン
7.いつものところで待ってるわ
8.Guatemala(TRICERATOPS)
9.In My Life(The Beatles)
10.されど木馬
11.静かな生活
12.幸せへの片思い
13.決別
14.明日のラストナイト
15.バベル

~アンコール~

En1.俺はグビ
En2.ずっとプロポーズ

SEVEN

本日リリース!
長澤知之 mini album『SEVEN』

SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

SEVEN(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: 長澤知之
  • 発売日: 2012/06/06
 

昨日フラゲしました!5周くらい聴いたけど、一番最初に思ったこと。「音が変わった!」
レコーディングメンバーを見てみたら納得。今年はやはり変化の年なんだねぇ~

こうやって新作が聴ける幸せをかみしめるのも、ファンだからこその楽しみ。早く手に入れたいという思いからフラゲに拘り、わざわざ遠くのCDショップまで迎えに行くことなんて、今となっては長澤くんのCDくらいじゃないかなぁ。

 

個々の曲についてはまだ感想書けるレベルじゃありませんが、そんなに耳に馴染んでいない段階でも、ふと泣きそうになるときがあって。

彼が歌っていてくれる。それがどれだけこちら(聴く側)の光になっていることか。ほんとに、長澤知之の歌が好きな自分になれて良かったと心から思えるよ。

 

個人的には、ますます虹や迷子から逃れられなくなってしまいそう(笑)でも、新しい虹に出会えた。長澤くんは「虹を刻む」んだね。ハッとさせてくれる、その表現が斬新で大好きだ。ゆっくりじっくり、聴き込みたいです。